発願された
六賢の成就を顕現した六賢弁才天にまつわる
すべてがここに──
六賢とは即ち学問・文学・弁論・芸術・音楽・演技のこと。相模の国、相州西之坊善福寺第二十九代院主がこれらの成就を発願し、その顕現として弁才天を勧請したことに始まる。弁才天はバーラット国(インド)ではサラスヴァティーと呼ばれ、仏教発祥の彼の地において学芸神としても崇拝されている。遥か遠く離れた異国、相模の地に建立された六角堂に弁才天像が安置され六賢弁才天と称されることとなった。
学芸、就中、歌舞音曲の類を以て人々の心に気をもたらすこと-それは人が人にできること。そのことを真に伝え導くため、人々が畏れすぎぬ姿かたちとなって現れた六賢弁才天 沙蕾(サラ)。神意を人の思いに重ね合わせていくのはそう容易いことではない──。